新型タントとNBOXはどちらが買いか?性能や燃費を比較検討
新型タントになってタントは更に良くなったと言われています。
タントの最大のライバル車と言えば、ホンダのNBOXと言えるのですが、どちらを購入するかと言えば正直迷うところです。
ただ、タントの方が総合的には優れているのではないかという印象があります。
新型タントがNBOXより優れている点
タントとNBOXは同じような車種です。ハイルーフで背高の軽ワゴン。
違いと言ってもメーカーが違うだけで大きな違いはないように思えます。事実、この両者は似ていて共に車体の重量が重くノーマルエンジンではややパワー不足を感じるという点があります。やはりこのタイプはどうしてもそうなりがちです。軽自動車のエンジンではこのくらいが限界だと思います。ですから共にターボ付きを選ぶとパワー不足が解決されるというタイプと言えます。
そしてスライドドアで乗り降りが楽、積荷もしやすいということも共通しているでしょう。よく言われることですがタントの場合は中央の柱をスライドドアに埋め込んでいるので他のスライドドアの車種よりも更にドア開口幅が広いです。ここはタントが優れている点であるということは言えそうです。
このドアの仕様はお子さんというよりも高齢の方を乗せる場合に喜ばれる作りだと思います。また後席を倒したりスライドさせることができるので、シートアレンジによって車内空間を上手に使えるのも魅力的です。
NBOXの場合は後席をスライドさせることができないので、そこが不満点になることが多いようです。タントは細かいところに配慮が行き届いているクルマという評価があります。子育て世代にターゲットを絞った軽自動車なので、女性目線が取り入れられていると言えます。
前述のパワー不足が気になるというところは平地の街乗りであれば、それ程気にならない方も多いでしょう。走りに関しては男性が特にうるさいので、居住性を重視する方の場合は大した問題でもなかったりします。
燃費性能はどうか?
燃費性能はNBOXよりもタントの方がカタログ燃費では上です。タントがリッター28キロ程度走る(2輪・CVT)のに対して同条件のNBOXは25キロ程度。ですから3キロもタントが多く走ることができます。
ただ燃費というのは乗り方や年式によって大きく違ってくることが多いので、参考程度に考えておくのが良いでしょう。事実としてはタントの方が燃費性能は優れていると言えそうです。
ちなみにスズキのスペーシアも同タイプ(背が高い軽ワゴン)で人気車種です。こちらはリッター辺り29キロという燃費性能でタントよりも良い数字になっています。しかしほとんど変わらない数字で燃費では違いはないと言って良いでしょう。
結局どちらを買うべきか?
正直、大きな違いはなく、燃費が多少タントの方が良いです。車体価格に関してはグレードで考えるとほぼ同じような価格です。
そういうことで後は見た目の好みで選んだり、販売店を回ってどちらが好条件で購入できるかで選んだ方が賢い選択だと言えます。ただ好き嫌いがあると思いますので、性能や価格は大差がないことから「乗りたい」と感じた方を選ぶと後悔が少ないと言えます。まずは試乗するべきでしょうね(;^ω^)